「松下!なぜ「危機を飛躍」にできたのか 竹内一正 だいわ文庫
今をときめく松下電器、しかし一昔前はとんでもない危機に瀕していた。戦後まもなくは「マネシタ電気」といわれるように、ソニーやらかっこいい製品のまねをして大量に普及させるやり方で巨大な利益を生み出した。しかし、ご他聞にもれず大企業病。意思決定が遅くなる、昔からやってきたやり方をなかなか変えようとしない、松下幸之助に縛られる、かれのいった言葉を都合よく解釈し、しがみつく・・・などなど、特に創業者が圧倒的カリスマであっただけに、彼が作り上げたシステムを変えるのには相当の体力がいる。 ソニーの創業者の森田昭夫はいった。「いつも明るくしていなさい」と 著者は答えた「いつも明るくなんて無理です」 森田氏「ふりをしていればなれるから」 経営者はいつもネアカでなくてはならない。経営者は偉大な演技者で無ければならない。 以上。
by speakmore
| 2006-08-12 14:44
| R23的ブックレビュー
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